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『足るを知るメソッド』の教科書

【方法編】

【第一章】"頑張り過ぎ"を認める

 この章では、『足るを知るメソッド』を使ったセルフカウンセリング法についてご紹介していきます。

 一つ目にご紹介するのは、"頑張り過ぎ"を認めるです。ストレスを溜めている人ほど、自身の"頑張り過ぎ"に気づかずに放置している傾向があります。ここでご紹介する簡単な方法を実践して、ストレスを溜めない生き方を身につけましょう。

癒しは"頑張り過ぎ"の自覚から

 「頑張り過ぎだよ」と言われて、「そんなことないよ。わたしなんて何もやってない」なんて答えたことはありませんか?
 不思議なことに、頑張り過ぎでストレスを抱えている人ほど、自身の"頑張り過ぎ"を認めない傾向にあるようです。
 "頑張り過ぎ"を認めないまま生活を変えずにいると、癒す機会を失い、慢性的に次のような悩みを抱えることになります。


「なんだかうまくいかない」
「モヤモヤする」
「やる気が出ない」
「頑張れない」
「満たされない」
「やりたいことが見つからない」
「人の幸せを喜べない」


 1つでも思い当たることがある人は、もしかしたら"頑張り過ぎ"かもしれません。まずは自身の"頑張り過ぎ"を認めるところから始めましょう。

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"頑張り過ぎ"の基準を下げよう

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 自身の"頑張り過ぎ"に気づけない人の特徴として、他人と比べているということが挙げられます。「あの人はあんなに頑張っている。自分なんて全然だ」という具合です。
 しかし、疲れやすさは体質によっても違いますし、得手不得手もあります。細かい作業が好きな人、細かい作業が苦手な人。1つに集中したいタイプの人、色々やらないと飽きちゃう人、など。
 もちろん、苦手な作業をしている方が、ストレスは溜まりやすくなります。そこを考慮せずに他人と比べても、自分自身の本当の"頑張り度"は測れないんです。

 

 では、本当の"頑張り度"を測る、とても簡単な方法をご紹介します。それは、頑張り度の基準を、"自分自身の体"に、甘めに設定するというもの。
 例えば、「肩が凝っていたら頑張り過ぎ」というような、かなり甘めの基準を設けておき、肩の凝りを感じた時に、「疲れたから休もう!」と、ちゃんと休むようにするのです。

 "頑張り過ぎ"に気づかない人は、基本、休み下手。「まだできる=疲れていない」ではなく、「"頑張り度"の基準を超えた=疲れている」と認識するようにして、しっかり休むことを習慣化しましょう。

"頑張り過ぎ"を止めると"本当にやりたいこと"が見えてくる

 "頑張り過ぎ"に気づかずに疲れが溜まってしまうと、休みや発散の優先順位が高くなって、本当にやりたいことが見えにくくなってきます。


「やりたいことは、時間を気にせずに眠ること」
「やりたいことは、仕事を辞めてダラダラすること」
「やりたいことは、飲んでストレス発散すること」

 "やりたいこと"を考えた時に、このような発散型の答えが浮かんでくる場合は、間違いなく"頑張り過ぎ"です。


「やりたいことが見つからない」
「夢中になれるものがない」
「このまま人生が終わるのは嫌だ」

 このように感じる方は、ぜひ"頑張り過ぎ"の基準を下げる方法を試してみてください。慢性的な疲れが取れた頃に、"本当はやりたかったこと"が浮かんでくるかもしれません。

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