

『足るを知るメソッド』の教科書
【効能編】
【第四章】"実る努力"に集中できる
「努力が続かない」、「やる気スイッチが見つからない」と悩んだことはありますか? このような悩みは、努力できないことに問題があるのではなく、ただ努力する方向を間違えているだけかもしれません。
このページでは、"実る努力"と"実らない努力"の違いを見ながら、『足るを知るメソッド』の効能の一つである「"実る努力"に集中できる」について解説していきます。
"実る努力"と"実らない努力"
ここで言う"実る努力"というのは、頑張り続ければ実る可能性のある努力のこと。"実らない努力"というのは、そもそも努力する方向を間違えている努力のことです。
"実ら ない努力"の例を見てみましょう。
《実らない努力の例》
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本当は他にやりたいことがあるのに、将来への不安のために婚活を頑張る
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本当は魅力的な個性の持ち主なのに、変人扱いされないように空気を読もうと頑張る
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年齢を重ねた魅力があるのに、老化を恐れて必死に若作りを頑張る
器用だったり我慢強い人であれば、"実らない努力"でもちゃんと実らせてしまうことがあります。しかし、実ったとしても「何か違う」と感じたり、頑張り続けなければならなかったりと、幸福感は感じにくいのではないでしょうか。
・頑 張っているのに報われない
・頑張ってもいつも空回り
・努力が実っても気を抜けない
・頑張ろうと思うのに三日坊主
このように感じることがある場合は、もしかしたら努力する方向を間違えているかもしれません。

"実らない努力"の原因と見分け方
"実らない努力"に陥ってしまう原因は、"実らない努力"と"実る努力"を見比べてみるとよくわかります。
先ほど挙げた"実らない努力"の例を、"実る努力"に変換してみましょう。

《"実らない努力"→"実る努力"への変換》
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結婚しなくても大丈夫と信じて、本当に自分がやりたいことを頑張る
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「人と違う自分が素晴らしい」と自分を信じて、個性を活かすように頑張る
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老いゆく自分を受け入れた上で、余生を最大限に楽しむためにアンチエイジングを頑張る
"実らない努力"と"実る努力"の例を見比べてみてわかるのは、"実らない努力"は現実逃避から発生しているということ。
例①は、自分を信じて失敗することが怖いために、婚活に逃げているパターン。
例②は、自分を出して嫌われることが怖いために、人と合わせることに逃げているパターン。
例③は、老いが怖いために、若作りに逃げているパターンです。
恐ろしい現実を受け入れるよりも、現実逃避に努力する方が楽ということですね。
・努力を止めるのが怖い
・努力が水の泡になるのが怖い
・「努力しなきゃ」という焦りがある
・努力の邪魔をされるとイライラする
このような感覚は、現実を恐れている証拠。"実らない努力"に陥っている可能性が高いと言えます。
"実る努力"への軌道修正
"実らない努力"の原因が現実逃避なら、現実を受け入れさえすれば、"実る努力"への軌道修正ができるということ。しかし、無意識に現実逃避するほど恐れている現実を、そう簡単には受け入れられません。
そこで、『足るを知るメソッド』の出番です。『足るを知るメソッド』は、安心感や幸福感を思い出すメソッド。この安心感や幸福感があることで、現実と向き合うことが怖くなくなるんです。
現実と向き合いさえしてしまえば、あとは勝手に、"実る努力"への軌道修正は進んでいきます。「軌道修正しなくちゃ」なんて、意気込む必要もありません。
「そろそろ本気で何かを成し遂げたい」そう思い始めたら、『足るを知るメソッド』の始めどきです。
